「遥かなる洋上の月 続編Ⅰ」
この作品は〝終戦後満州国から引き揚げ途中の様子〟を描いた父親青山春樹の小説「回國花」のオリジナルリメイク版【最後の伝令】の続編です。〝決死隊〟の任務を成し終えた後の、父親の姿が描かれています。引き揚げ途中の、辛く悲しい状況下にあっても主人公の怯む事なく、前向きに生きようとする〝開拓精神〟をテーマにロマンチックなタッチで描きあげた、事実に基づくノンフィクション小説です。
(表紙デザイン監修)
《国民共有の文化的資産として永久保存》
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青山春樹原作「回國花」を息子である耕士がリメイク版として、69年の歳月を経「遥かなる洋上の月」と題して電子書出版。
三部作として完結
1、最後の伝令 第1弾
2、遥かなる洋上の月 続編Ⅰ
3、荒海のジョー 続編Ⅱ
父「春樹」は旧制中学の時、梅原龍三郎画伯の推薦で東京芸術大学に合格するも満洲へ。
梅原龍三郎画伯はルノアールが弟子にした近代日本の画壇の重鎮。桜島の朝焼を描いた「朝輝」は有名。
父「春樹」の油絵。
東に面する「桜島」の夕焼けを描いた「赤桜島」で市の主催する作品展に90歳を過ぎてから出展し、
絵画部門でグランプリ。これが最後の出展となった。
満洲鉄道職員時代は満洲新聞社に連載小説を投稿していたようである。満洲から引き揚げ後も、趣味として油絵や小説、歌詞などを書き残し個展を開催するなどして楽しんでいた。